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決議文

西洋列強の圧力を跳ね返すべく、近代国家を形成するという課題に取り組んだ明治の先人たちは、明治天皇を戴いて、日清・日露の対外戦争に勝利し、不平等条約の改正を実現して真の独立を達成した。

このような明治の御代を仰慕する国民の運動が実り、昭和二年に明治天皇の御誕生日である十一月三日が「明治節」と定められたものの、敗戦後の占領政策により廃止されてしまう。代わりに、日本国憲法の公布を記念して「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことを目的とする「文化の日」が制定された。我らもまた「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことに異存はないが、そうした理念を特定の祝日と結び付けることには疑念を抱かざるを得ない。

我ら国民有志は、厳しい国際環境の中で国家の独立を護り抜いた明治の先人に思いを馳せ、現代社会において自分たちのなすべきことを考えることが必要であるとの見地から、十一月三日を「文化の日」から「明治の日」へと改める祝日法改正の請願署名運動を平成二十年から展開してきた。この訴えは広く国民の支持を得るところとなり、約六十万筆の署名が集まった。こうした国民の声を真正面から受け止め、超党派の議員連盟を結成し、速やかなる法案提出を実現するよう強く要望する。

右決議する。

平成二十六年十一月十一日
「明治の日」実現決起集会参加者一同