幕張での、起業家交流会のあと、東京の星陵会館に移動し、「明治150年記念シンポジウム」に参加しました。
来年が明治維新150年であることを踏まえ、明治時代の意義や、私が長らく訴えている「文化の日を明治の日に正す」ことを目指した集会です。産経でも記事になっていました。
http://www.sankei.com/life/news/171029/lif1710290038-n1.html
「明治の日を復活すべき」と、国会史上初めて質問した、私田沼隆志としては、行かないわけにはいきません。
https://ameblo.jp/tanuma/entry-11508802816.html#main
各講師の方々、大変勉強になり、また現職国会議員でもなかなか学ぶ気運が十分でない分野なので、非常に意義ある会でした。
ただ、国会議員が、元職含めても誰もいなかったのが残念でした。
私も平場から、意見表明しろとのことでしたので、幾つかを提言。
・落選の苦しみを乗り越えるべく、西郷南洲の言葉に日々学んでいる
・国会で初質問した人間として、来年に向けてもっと明治の日の気運を高めて頂きたい
・しかしそもそも、祝日に国旗を掲げない日本人がほとんど。国会議員でも大半はあげていない。そこから直すべきでは?
・かつて祝日には、その日のための歌があった。四方節(元旦)、紀元節、天長節、明治節。国民全員が、その歌を覚えており、それを通じて一体となれた。そういうものの復活が必要では?
その他いろいろ言いたい、また聴きたい、とても中身の濃いイベントでした。
明治150年を祝うと、菅官房長官も明言しています。
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFS07H0I_X01C16A0EAF000/
明治の精神、それは福沢諭吉「一身独立し一国独立す」にもあるように、自らが頑張って道を開く、自立心こそが核心だと、私は思っています。
国難の今こそ、国民一人一人が最大限の自立心をもう一度確認、発揮し、困難を乗り越えていきたい、そう願っています。
明治の精神復興運動、特に明治の日制定運動が、来年めすます高まることを、心から祈っています。
以下、印象的な単語の備忘録です。
◯渡辺利夫・元拓大総長
福沢諭吉は開明派におもわれているが、榎本武揚や勝海舟など元幕臣を口を極めて非難している。封建時代に現存した、裏切らない心、侍魂を、最も大切にした人だった。
漢籍を自由にできた時代と、ダメな時代で、分かれている。
◯阪本是丸・國學院大学教授…
今年、式年大祭が3つあったが、注目されず。
かつては国学者、神道学者が、歴史を考究し、陛下に提言。これが皇室の神聖性、権威の源。
岩倉具視再評価。岩倉なくして維新はならず。
旧仮名遣いを守るのが日本を守ること。
◯松元崇・元事務次官…
財務省出身、財政史専門。
山県有朋…日本の地方自治の父。
地方選挙を導入。公選。断ったら公民権停止、税金アップ。少しでも納税していれば資格あり。大口納税者なら女性にも投票権あった。なお、選出されても無給。「立憲制の学校」
福沢諭吉…地方自治は日本古来からやってた。
でもいまは…地方議員の名前全然知らない。
予算委員会で、予算の審議をしないのは、世界中で日本のみ。
真剣に悩み、制度を作ってきたか?疑問。
石橋湛山…死もまた社会奉仕
かつては本音で議論されていた。言論の自由が活用されていた。
◯新保祐司・都留文科大教授…
国木田独歩。これが明治を代表した。
非凡なる凡人…カツラは熱心に仕事。荘厳に打たれた。