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決 議 文

 今を遡ること百年前の七月三十日、明治天皇は崩御あそばされた。十代半ばで御位を継がれてから四十五年あまり、明治天皇の下で国民が一致団結した結果、我が国は欧米列強による侵略をはねかえし、アジア随一の大国へと成長した。

 昭和二年、かかる明治の御代を偲び奉る日として、明治天皇の御誕生日である十一月三日が「明治節」と定められたが、大東亜戦争敗戦後の日本弱体化政策により「明治節」という由緒ある呼称は廃止され、占領憲法の公布記念日として「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことを目的とする「文化の日」と改悪された。

 それから六十有余年、奇跡的な復興を遂げて経済大国となったものの国民精神は弛緩し、諸外国の侮りを受けつつある。今こそ、我々国民は「明治時代を追憶し、わが国の近代化における苦難と栄光に思いをいたす」ことを通じて、精神的再建を果たさねばならない。そのためには、かつて「みどりの日」を昭和天皇御生誕の日に由来する「昭和の日」と改称した前例に倣い、祝日法を改正することにより、「文化の日」を本来の由緒に基づく「明治の日」へと改める必要がある。

 以上のような考えのもと、関西の国民有志が相集って〔関西「明治の日」推進協議会〕を結成して国会に対する請願署名活動を展開してきた。そして、本日ここに特別記念講演会「明治天皇百年祭・関西」を挙行し、明治天皇に対する追慕の念を新たにした。

 今後とも、速やかに「明治の日」を実現すべく、国民に対する一層の啓発活動を展開し、勢力を結集して国会議員への働きかけを強化することに全力を尽くす。

 右、決議する。

平成二十四年七月二十九日

           「明治天皇百年祭・関西」参加者一同