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11月3日は祝日「文化の日」である。しかし、文化の日とは一体なんであろうか。言うまでもなく、11月3日は明治天皇のお誕生日であり、戦前は「明治節」と言われていた。明治天皇の下、日本民族が近代化へと力強く歩み始めた心を後世に伝えるための日であったはずである。ところが戦後、米占領下で日本人の明治に通じる精神は砕かれ、揚句は何のことか意味不明な「文化の日」として、ただの休日に追いやられ今日に至っている。

10月25日、衆院議員会館において「明治の日推進協議会(会長・塚本三郎元民社党委員長)」主催による、「文化の日」を「明治の日」に改める議員連盟支援集会が開かれた。協議会では既に70万人余の賛成署名を集めており、議連では祝日法改正法案の上程を検討、年明けの1月29日には「明治の日」実現総決起集会も予定している。25日の支援集会には「明治の日実現に向けた議員連盟」会長の古屋圭司衆院議員を始め、稲田朋美衆院議員、山田宏参院議員の議連役員のほか、山谷えり子、衛藤晟一、気鋭の杉田水脈ら多数の先生方が出席。また来賓として櫻井よし子さんも顔を見せて、それそれ明治の日復活の意義と重要性を話した。

戦後、我が国は豊かな国になりはしたが、何かを置き忘れ、日本人としての価値観を放擲し続けてきた70余年ではなかったろうか。明治の精神は独立国家としての矜持と雄雄しさであった。今、近隣国でいろいろと下品極まりない動きがあるが、今こそ明治の心が求められる時代であると言えよう。

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