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今年が大政奉還から150年目に当たることなどから、「明治150年記念シンポジウム」(同実行委員会主催、産経新聞社後援)が29日、東京・永田町の星陵会館で開かれ、有識者のパネリスト4人が約250人を前に、明治維新の意義を熱心に議論した。

パネリストの拓殖大学事顧問、渡辺利夫氏は「150年前に何が起きたか。封建社会という権力分散型の社会だった日本が、西欧列強に対抗するため一元化した時代だ」と振り返った。文芸批評家の新保祐司氏は「日本民族に与えられた試練の時代。その意味を考える上にも、11月3日を『明治の日』に」と訴えた。

国学院大教授の阪本是丸氏、元内閣府事務次官の松元崇氏も議論に参加。コーディネーターとして亜細亜大非常勤講師の金子宗徳氏も加わった。シンポの詳細は12月1日発売の月刊正論1月号に掲載される予定。